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メガネ修理の基本|メガネが壊れてしまった時の対処法と日頃のケアをご紹介します。

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「寝ながらメガネをしていたら歪んでしまった」
「うっかりメガネを落としたらレンズが外れてしまった」
など、メガネに関するトラブルはつきもの。

「この程度ならそのまま使っていても大丈夫かな?」
「メガネ店でプロに修理してもらったほうがいいかな?」
と、悩んだ経験はありませんか?
気に入って買ったメガネや、最近新調したメガネは修理してでも長く使いたいですよね。

今回は、そんなメガネの修理に関する「基礎知識」や「日頃のケア」について詳しく解説します。
メガネの不具合がおきたときに、参考にしてみてください。

▶関連記事メガネのパーツ(部品)の名称を解説

メガネを修理できる場合と修理できない場合

メガネ修理

メガネが破損してしまった場合、「早くどうにかしないと…」とテープやボンドなどで応急処置したくなりますよね。
しかしそのことが逆効果となり、状態を悪化させてしまうこともあります。
少しの不具合でも、まずは『最寄りのメガネ店』へそのまま持っていくことがポイントです。メガネ店で、プロのスタッフに状態を確認してもらい最適な修理をしましょう。

また破損の状態により、お店ですぐに修理できる場合と修理できない場合があります。
以下は修理の一例です。

お店で修理できるケース

破損の内容によっては、お店ですぐに修理できる場合もあります。
以下のような不具合がおきた際には、そのままの状態でお店へ持っていきましょう。

①メガネのレンズが外れてしまった、レンズを留めいている糸が切れてしまった

レンズ 外れ

「フルリム」と呼ばれるフチのあるフレームからレンズが外れてしまった場合には、リム切れが起きてなければ、ふたたびフレームにレンズをはめることで簡単に元の状態に戻すことができます

また、「ナイロール」と呼ばれる糸でレンズを固定してあるフレームは、その糸が湿気や経年劣化により切れてしまう場合もあります。
この場合もお店で新しい糸に交換し、元の状態に修復することが可能です。

②ネジ・テンプルが外れてしまった

メガネの多くのパーツは、小さなネジでしっかりと固定されています。
しかし、日常の開閉動作や、汗・皮脂、汚れなどのわずかな劣化が原因で、その大切なネジが知らず知らずのうちに緩んだり、時にはポロリと外れてしまうことも…。
ご自宅に専用ドライバーがあれば応急処置ができることもありますが、小さなネジなので、うまく締められず、かえってメガネを傷めてしまうリスクもあります。

ネジの緩み、外れはメガネ店で簡単に修理できることがほどんどです。
またお店によっては、劣化したパーツを新しいパーツへサービスで交換してくれることも。
そのままの状態でお店へもっていきましょう。

③鼻パッドが外れて(割れて)しまった

鼻パッドは汗、皮脂、化粧品、紫外線などにより黄ばんだり、緑色に変色、また経年劣化で硬くなったりします。さらに、 鼻パッド自体が劣化したり、固定しているネジが緩んだりして、メガネが不安定になってしまうことも。

メガネ店では、鼻パッド交換やネジ締めなどであれば、即日対応してくれることがほどんどです。

④歪み直し

メガネを片手で外してしまったり、寝たままメガネをかけたりするとフレームが歪んでしまい、かけ心地が悪くなってしまいます。
ついつい自分でねじれを直したくなりますが、そのことが原因で余計に歪んでしまったり、素材をいためてしまう可能性も…。

フレームの歪み直しは、必ずお店でプロに修理してもらうのが一番です。
フレームを痛めることなく、最適なかけ心地へと調整してもらいましょう。

※歪みの状態により、修理の時間が異なります。

▶関連記事メガネのフィッティング(掛け具合いの調整)、技術によって変わる見え方や見られ方。その重要性を分かりやすく解説!

⑤レンズが汚れてしまった

レンズ 汚れ

指紋や汚れなどでレンズが曇ってしまう事もよくあります。
自宅でケアしたくなりますが適正な方法でケアしないと、レンズに傷がついてしまう可能性もあります。

お店では、超音波洗浄機にて一般的な拭き取りでは届かないフレームの細かな溝や蝶番の奥、鼻パッドの裏側など、あらゆる隙間に蓄積した汚れなどを、高速なミクロ振動によって徹底的に剥がし落とします。
またレンズ表面の汚れだけでなく、縁にこびりついた見えない汚れまで一掃できます。

▶関連記事メガネレンズのコーティングはがれは何故起こる?原因と対策を解説

お店で修理出来ないケース

以下のような破損をおこした場合はお店での修理は難しく、専門の修理工場での修理や、新しく新調する必要があります。

①レンズが割れてしまった

レンズ 折れ

レンズの割れ、傷、コーティング剥がれなどは、修理することが不可能です。
新しいレンズに新調しましょう。

また片方のレンズだけ割れてしまった場合1枚のみのレンズ交換も可能ですが、数年使用したレンズは日焼けなどによる「色の違い」がでてしまう可能性があるので2枚ともレンズ交換することをおすすめします。

②フレームが折れてしまった

フレーム 折れ

メガネのフレームが折損してしまった際は、素材(プラスチック、メタル、特殊合金など)や破損箇所の状態によって、修理の難易度が大きく異なります。
多くの場合、溶接やパーツ交換など専門的な技術と機材を要するため、店頭での即時修理は困難であり、お預かりしてメーカーや修理専門業者での対応となることがほとんどです。
修理の内容によっても異なりますが、2~3週間ほど修理に時間がかかる場合があります。

▶関連記事メガネの「ロウ付け修理」その破損、修理で直ります!破損事例や注意点を解説。

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自宅で出来る修理・ケア

自宅で出来る修理

メガネ専用の工具などある方は自宅で「応急処置」をすることも可能です。
しかし難しそうな破損の場合は、無理に応急処置せずにそのままの状態でメガネ店へ持っていきましょう。

ネジ締め

鼻パッドやテンプルのネジが緩んできてしまった場合、専用の工具を使って締めることができます。

しかし、何点か注意が必要です。

①一般的なドライバーは使わない!
サイズが合わず、ネジ頭を潰したり、フレームを傷つけたりする原因になりかねません。またそのことで修理の度合いが大きくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

②締めすぎ厳禁!
パーツやネジを痛めてしまう可能性もあります。
また開閉がスムーズにならない場合もあるので、抵抗を感じたら締めるのをやめましょう。

ネジの締めはあくまで応急処置になります。
しっかりした調整はメガネ店へ持っていきましょう。

自宅で出来るケア・注意点

大切なメガネを長く快適に使い続けるためには、日々のちょっとした心がけが何よりも大切です。
自宅でできる、メガネの寿命を延ばすための基本ケア習慣を3つご紹介します。

①使わない時、持ち運びはケースへ

メガネを傷や衝撃から守ることは、基本中の基本です。
使わない時は必ずケースにしまい安全な場所で保管し、持ち運びの際も、衝撃から守るためにケースへ入れましょう。
また、メガネを外すときは両手でゆっくりと外しましょう。

②メガネ店へ定期的にメンテナンスへ

自宅でのケアでは届かない細部の汚れや、気づかないうちに生じている歪み、ネジの緩みなど、プロの目でなければ分からない変化も少なくありません。
定期的にメガネ店へ持っていき、メンテナンスしてもらうことが、メガネの寿命を延ばすことにもつながります。

③正しい方法で洗う

レンズもフレームも、まずは水で洗い流し、専用のメガネ拭きでそっと水分を吸い取るのが正しいお手入れ方法です。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて使いましょう。

▶関連記事メガネ、サングラスを長持ちさせるお手入れ方法をお伝えします

やってはいけないケア

自宅でのメガネ、うっかりこんなケアをしていませんか?
実は、良かれと思って行っているその行動が、メガネの寿命を縮めたり、見え方に悪影響を与える原因になりかねません。
大切なメガネを長く快適に使うために、特に以下の3つのケアは絶対に避けましょう。

①自己流の歪み直し

ちょっとした歪みでも自分で力任せに直そうとすると、フレームが折れたり、レンズを傷つけたり、取り返しのつかない状態になることがあります。
見え方に影響する可能性もあるため、必ずメガネ店へもっていきましょう。

▶関連記事メガネを掛けると耳の後ろが痛くなる人必見!その原因と対策を解説

②片手でメガネを外す

ついやってしまいがちな「片手外し」は、フレーム歪みの大きな原因になります。
日々の小さな積み重ねが、やがて大きな破損に繋がることもあります。
両手で丁寧に行いましょう。

③メガネをお湯で洗う

高温のお湯などは、メガネのレンズコーティングやフレーム素材(特にプラスチック製)にとって大敵です。
レンズのデリケートなコーティングに致命的なダメージを与え、ひび割れや剥がれの原因となります。フレームの変形・変色にも繋がるため、洗浄は必ず水かぬるま湯で行いましょう。

▶関連記事メガネを自分で調整やメンテナンスはできる?できること、やらない方が良いことを解説します

まとめ|大切なメガネは、専門店に「相談」が一番!

いかがでしたか。
今回解説した修理はほんの一例になります。
メガネのトラブルは、簡単に自分でできることとプロにお任せした方が良いことに分かれます。
もし判断に迷ったら自己判断せずに、まずはメガネ店へ持っていき相談しましょう。

また日頃から丁寧にケアすることが、「メガネを長持ちさせること」につながります。
自宅でも適正なクリーニングなどこまめに行い、少しでも不具合を感じたらメガネ店へ持っていき、プロにメンテナンスしてもらうことが重要です。

眼鏡作製技能士のいる『一真堂 飯田本店』

当店には、視力測定、加工、フィッティング、そして修理・調整に関する専門知識と高度な技術を持つ「眼鏡作製技能士」が常駐しています。

フレームの素材や破損状況に応じた最適な修理方法を判断し、修理後の見え方や目の負担まで考慮して作業させて頂いています。
また「修理」だけでなく、フィッティングやクリーニングなども合わせて行い、快適な視生活がおくれるようお手伝いさせて頂いています。

さらに一真堂飯田本店はいつでも無料で視覚検査を行っております。ぜひご予約の上お出かけください。

眼鏡作製技能士