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「視力検査」と「視覚検査」は何が違う?検査の内容やメガネ作製に及ぼす影響など詳しく解説します!

眼鏡店で視力測定してもらい、メガネを作成することはごく一般的な流れですよね。
その「視力検査」が簡易的なものなのかそうでないのかによって、作成する眼鏡のレンズの種類などが大きく変わってくることもあります。
一真堂飯田本店には、国家資格である「眼鏡作成技能士」が常駐しており、眼鏡を作成するにあたって丁寧に「視覚検査」と「適正な眼鏡レンズ」の提案をさせて頂いています。
「視力検査」は聞いたことがあるけど、「視覚検査」ってどんな検査をするの?
と疑問に思われる方もいますよね。
今回は「視力検査」と「視覚検査」の違いや、「視覚検査」の詳細について詳しく解説します。
メガネを作ろうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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「視力検査」と「視覚検査」の違い

「視力検査」とは

視力検査とはメガネやコンタクトレンズを作るときや健康診断、また運転免許の更新時などに行われる検査です。
主には、輪の穴が空いている方を指しどこまで見えたかで視力が判定されます。
ここで分かるように、視力表で判断する「視力検査」は遠くがどこまで見えたかという、指標を読み取る能力の検査です。
視力検査は視覚検査の一部でもあり、欠かせない検査項目の1つになります。
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視力検査

「視覚検査」とは

①視覚とは

視覚とは、いわゆる五感のひとつで眼を受容器とする感覚のことをいいます。簡単にいうと、眼に入った光を感知して形や色を判断する感覚のことです。

②視覚の働き

視覚には
・視野
・視力
・眼球運動
・調節
・両眼視
・光覚・色覚
という6つの働きがあります。
視力検査では、この6つの働きのうち「視力」の一つの項目だけを検査し視力を測定していますが、「視力」だけみて『眼の度数』を判断することはとても難しいといえます。
「視覚検査」では、6つの視覚の中でメガネで矯正できる(調節できる)「視力」「眼球運動」「調節」「両眼視」の4つの検査を行い、より最適なメガネを作成することに役立てています。

視覚検査

視覚検査

①視力検査

裸眼、現在使用中の眼鏡の視力を片眼と両眼それぞれ測定します。

②眼球運動検査

眼球の動きを8方向(上下、左右、斜め)それぞれ測定します。また輻輳(ふくそう)、開散(かいさん)の動きもチェックします。
検査をする理由】
眼球運動は、本を読んだりパソコンや運転、スポーツなど様々な場面で非常に重要な役割を果たしています。
眼球運動に不具合があると、車の運転が危険になったり球技運動に支障がでてしまったり、滑らかな眼球運動ができないと眼精疲労を起こしやすくなります。
眼球運動が滑かでない視機能に関する要因として、
・遠視、近視、乱視など視力不良
・斜位、斜視など眼位のズレ
・左右の度数差が大きいなど不同視
などがあります。
あまりにも大きな不具合がある場合には、眼科での受診をお願いする場合もあります。

輻輳(ふくそう)・開散(かいさん)とは
近くを見るときに両眼が寄ること(両眼を内方向に寄せる動き)を「輻輳(ふくそう)」と呼び、遠くを見るときに両眼が離れること(両眼が外方向に向く動き)を「開散(かいさん)」と呼びます。

③調節力検査

近方を見てもらい、ピントが合う距離とピントを合わせづらくなる距離を測定します。
【検査する理由】
加齢によって低下する調節力と遠ざかる近点を検査し、遠近両用レンズ、近用レンズなど処方に生かします。最近では、パソコン業務をする人も増え若年層でも調節力が低下し眼精疲労を起こしやすくなっています。調節力を検査することによって、仕事、趣味など生活スタイルに合わせたレンズ提案をさせていただいています。

調節とは
水晶体といわれる眼の中にあるレンズで行う機能で、見たい距離に応じて屈折力(光線を曲げる力)を変化させて焦点を網膜上に合わせる機能です。

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近点(ピント)

④両眼視検査

偏光レンズを使用し、距離・高さ・位置などをそれぞれどのように見ているのか、両目や片目で見た場合などを測定します。
・モノを見る時の両目の動きはどのようになっているか
・コの字型をしたマークを見て、左右差がないか
【検査する理由】
モノを見た時、両目で見たものを認識しているわけではなく、右目と左目で別々にモノとの距離・高さ・位置などを把握し、それぞれの目で見た像を頭の中で一つに合わせて「一つ」と認識します。両眼視の機能に何らかの支障がある場合、両眼で見た時にズレが起きることがあります。
また、両眼で一定の距離を見たとき両眼での調節量を揃えるために行います。
同じ1.0の視力でも、「はっきり見える1.0」なのか「ぼやけて見える1.0なのか」によって両眼の調節は変わってきます。
この検査を行うことにより、メガネ(視野)が快適かそうでないかが変わってくるほど、メガネ作製にはかかせない検査となります。

両眼視とは
両眼(左右の目)で見ることによって、脳で生み出される距離感や立体感のある見え方のことを言います。
成人で左右の眼は水平方向に約6.5㎝離れています。両眼視において、それぞれの眼で得られる視覚情報は異なりますが、「それぞれで見える」ということは生じず単一の総合された像が見えます。

視覚検査

〈豆知識〉
視覚機能のうち「視力」「両眼視」「輻輳(ふくそう)・開散(かいさん)」「調節」の4つの機能は、基本的視機能と呼ばれ6歳までに発達します。

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視覚検査後の処方と適正レンズのご提案

検査の結果を踏まえ、テストレンズにて見え方の確認をします。
また、レンズの設計によるグレードの違いなども個々に合わせて提案します。

テストレンズ

まとめ

いかがでしたか?
遠くが見えるかどうかの「視力検査」に加え「視覚検査」することによって、あなたの眼に今一番あったメガネを作成することができます。
検査以外に大事なこととして
・いつメガネを使いたいのか
・何をしているときに一番見えづらさを感じるのか
・普段の生活スタイル
など「問診」をすることによって、個々の視生活合わせた「最適なメガネ作製」に心がけています。
適正なメガネをかけることは、視力低下を防いだり、眼の疲れを軽減することにもつながります。
快適なメガネライフを楽しむためには、「視覚検査」をすることをおすすめします。

国家資格「眼鏡作製技能士」がいる『一真堂飯田本店』

一真堂飯田本店はいつでも無料で視覚検査を行っております。
また、国家資格の「眼鏡作製技能士」の資格取得者(メガネの総合エキスパート)がお一人お一人検査からかけ具合の調整まで丁寧に対応させていただきます。
また、視覚検査をご希望の方はぜひご予約の上お出かけください。

眼鏡作製技能士