【知識編】メガネのパーツの名称とリムの形状による印象やデザインを解説します。
目次
メガネのフレームの構造や部品の名称、特徴を知ることでメガネフレームのデザインのこだわりがより理解しやすくなります。ほとんどの眼鏡は「フロント」、「右テンプル」、「左テンプル」のパーツで構成されています。さらに細かなパーツの組み合わせで1本のメガネが出来上がります。
そんなメガネのパーツの名称とリムの形状による印象やデザインをお伝えします。

リム
レンズを留める部分をリムと言います。デザインや素材が様々でメガネをかけた時の印象がガラッと変わります。ふちなし=リムレス、ナイロール=ハーフリムと言われたりするのもここからです。後にメガネのリムの形状で説明します。
鼻パッド
鼻を左右から挟み込み、メガネを支える部分。眼鏡をバランスよくかけるために重要な部品です。肌に直接触れる部分のため、傷みや汚れが付きやすいパーツでもあります。そのため、交換できるようになっているのが一般的です。
クリングス(パッドアーム)
メガネを鼻で支えるための鼻パッドとフレームを繋ぐ部分をクリングスと言います。鼻が低くずり落ちやすい方にはクリングスがついている眼鏡を選ぶことをおすすめします。強い衝撃が加わると変形しますが、調整が出来るので直すことも可能です。
智(ち)
リムからテンプルにつながるあたりを指す名称を智と言います。眼鏡のかけ外しなどで一番力が加わりやすいところでもあります。メガネの傾斜角をつける場所で見え方にも影響があります。
ブリッジ
左右のリムを繋ぐ部分をブリッジと言います。ブリッジの長さでレンズに収まる目の位置も変わるため印象も大きく変化します。
先セル(モダン)
テンプルの先の耳に掛かる部分でプラスチックで出来ているものが一般的です。メガネの掛け心地に影響する部分でもあります。鼻パッド同様に肌に触れる機会が多いものなので、劣化や傷みが起こりやすいため交換することが可能です。
フロント
メガネの前枠の部分(ブリッジ、リム、智、クリングス)をフロントと言います。眼鏡の印象を決めるメインのところですね。フロントのデザインはいくつかの種類にまとめられるので、後にメガネフレームの基本的なデザインで説明します。
丁番(ちょうばん)
フロントとテンプルを繋ぐ部分を丁番(ちょうばん)と言います。丁番のデザインも様々なものがありますが、近年ではかけ心地を改良するためにバネ性のある丁番を採用する眼鏡が増えています。
テンプル
丁番から先セルまでをテンプルと言います。「つる」とも呼ばれます。テンプルは長さがまちまちですので眼鏡をかけるかけ心地にも左右されます。
メガネのリムの形状
フルリム
メタルもしくはセルでフロントを形成した眼鏡をフルリムと言います。眼鏡をかけている印象が強く出やすい分、いつもの自分とは違う一面を新たに生み出してくれる形状です。
洋服の様に付け替えて印象を変えたい方におすすめの形状です。
ナイロール
レンズに溝を掘り、半分をナイロンの糸で留めている眼鏡をナイロールと言います。眼鏡が主張しすぎず、バランスがよい形状です。
ツーポイント(ふちなし)
レンズに穴をあけて留める、リムのない眼鏡をツーポイントと言います。リムがないので素顔に近い印象でかけることが出来ます。メガネが似合わないと感じる方におすすめの形状です。

メガネフレームの基本的なデザイン
ここでは、フレームの基本的なデザインの代表的な5つを紹介していきます。上記のリムの形状と合わせて考えていただくと良いと思います。
スクエア

スクエアは名前の通り、四角形をしたフレームです。全体的に直線で形成されているのでシャープで洗練された印象を与えてくれます。
ボストン

ボストンは全体的に丸みをおびていながら逆三角形のような形をしたフレームです。オーバルに似ていますが、上下幅が少し大きくなることで目元を大きくみせてくれます。
ウェリントン

ウェリントンは丸みをおびながら台形を逆さにしたようなフレームです。ボストンに似ていますが、ウェリントンの方が少し四角よりとなります。
オーバル

オーバルは卵のような楕円形のフレームです。年齢、性別関係なく誰でも合わせやすい定番のデザイン。柔らかい曲線が優しい印象を与えてくれます。
ラウンド

ラウンドはその名前の通り、円形のフレーム。完全な丸というよりは少し横長のものが多いです。ラウンドは個性的でおしゃれな印象を与えてくれます。
まとめ
メガネのパーツ名称やデザインを中心に説明させていただきました。実際に店舗でメガネを選ぶ時に活用できると思いますので、ぜひ覚えておいてください。
一真堂(いっしんどう)飯田本店

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