遠近両用メガネのフレーム選びで失敗しない!見え方が変わるポイントを眼鏡作製技能士が解説
- 豆知識
目次
「遠近両用メガネはどんなフレームでも作れる?」
「小さいフレームだと見えにくい?」
「おしゃれなフレームでも遠近両用にできる?」
遠近両用メガネを作る際、多くの方がレンズ選びに注目します。しかし実は、快適な見え方を左右する重要なポイントのひとつがフレーム選びです。
同じレンズを使用していても、フレームの形状やサイズによって見え方や使いやすさが変わることがあります。
この記事では、遠近両用メガネに適したフレーム選びのポイントをわかりやすく解説します。
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遠近両用メガネはフレーム選びが重要な理由

遠近両用レンズは、上部が遠くを見る部分、中間部がテレビや室内を見る部分、下部が手元を見る部分というように、一枚のレンズの中に複数の度数が配置されています。
そのため単焦点レンズ以上に、フレームの形状や掛け位置が見え方に影響します。
フレーム選びを間違えると、違和感や慣れにくいといった要因や近方部分が見えにくいといった要因になることがあります。
遠近両用メガネにおすすめのフレームの特徴
フレームの上下幅が3cm以上あるもの

最も重要なポイントです。
遠近両用レンズは縦方向に、遠方視、中間視、近方視のように上から下へエリアが配置されています。縦幅が極端に浅いフレームでは、遠方視部分か近方視部分が切り取れずに狭くなってしまいます。
一般的には、レンズ縦幅が3cm以上あるフレームが選択肢としておすすめです。
顔に対して適正なサイズ

大きすぎても小さすぎても見え方に影響します。
特に横幅が広すぎるフレームは、レンズ周辺部の歪みを感じやすいことや視線移動が大きくなることで疲れを感じる場合があります。
そのほかにもかけ心地の面で、緩く感じてしまい、ずり落ちなどの要因になる場合があります。
逆に横幅が小さすぎるとこめかみを圧迫したり、充分な視野を確保することができず、違和感を感じることがあります。
自分の顔幅に合ったサイズ選びが大切です。
メガネフレームのサイズ選び方|失敗しないための基準と顔に合う見極め方を専門店が解説
調整しやすいフレーム

遠近両用はフィッティングが重要です。調整ができるフレームを選択すると万が一、フレームが歪んだ時に修理や調整がしやすくなります。
鼻パッドが調整できるタイプであれば目の位置がズレて焦点が合わない時でも修正が可能です。そのほかにもテンプル調整がしやすいフレームであれば、耳に沿って曲げることができます。
掛け位置がズレると、せっかく測定した位置から視線が外れてしまいます。元の位置に戻せる調整しやすいフレームをおすすめします。
遠近両用で注意したいフレーム
極端に縦幅が浅いフレーム

細長いスクエアタイプや細長いオーバルなどです。
上記で説明した通り、遠方部分か近方部分が切り取れなくなり、せっかくの遠近両用メガネのメリットを打ち消してしまいます。
カーブが強いフレーム

スポーツサングラスのような強いカーブフレームです。
遠近両用に対応できる場合もありますが、製作範囲の制限や見え方の調整が必要になるケースがあります。
特に遠近両用メガネはユレやゆがみが出る性質があります。カーブレンズ自体にもユレ、歪みが出る性質があるため、遠近両用メガネに慣れやすい方は問題ないと思いますが、初めての遠近両用メガネや遠近両用メガネに慣れるまでに時間がかかった方にはおすすめしません。
鼻パットがないフレーム

すべてではありませんが、掛け位置の調整が難しいことやずれやすい場合があります。
上記で説明した通り、鼻パットの調整が全くできないフレームはフィッティングをするところが限られるため、快適なかけ心地や見えやすさを提供することが難しい場合があります。
特にフレームと鼻パットが一体型になっているフレームやこめかみで抑えるような鼻パットがないフレームはあまりおすすめしません。
遠近両用では安定した掛け位置が重要になるため注意が必要です。
フレーム選びより重要なことがある
実は遠近両用ではフレーム以上に重要な要素があります。それが「フィッティング」、「アイポイント」、「レンズの設計選び」の3つです。
どんなにおしゃれなフレームや高性能なレンズを選んでも、これらが適切でなければ快適な見え方は得られません。
フィッティング|掛ける位置が変わると見え方も変わる

遠近両用レンズは、レンズのどこを通して見るかによって見え方が変わります。そのため、メガネがズレている状態では本来の性能を発揮できません。
特に重要なのが以下の3つです。
- 前傾角(フレームの傾き)
- 頂点間距離(目とレンズの距離)
- そり角(フレームの顔へのカーブ)
例えば、メガネが鼻の上で下がってしまうと、本来中間を見る位置で近方部分を見てしまうことがあります。
その結果、手元が見にくいことやピント調整に時間がかかることで肩こりが起こるといった症状につながることがあります。遠近両用メガネは購入時だけでなく、定期的なフィッティング調整も重要です。
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アイポイント測定|遠近両用の見え方を左右する重要な測定

アイポイントとは、レンズ上で瞳が来る位置のことです。遠近両用レンズは、この位置を基準に遠方・中間・近方の見える範囲が設計されています。
もし測定位置がズレてしまうと、見たい位置で見たい物が見えにくいことや目が疲れる、遠近両用に慣れにくいといった問題が起こる場合があります。
特に最近の高性能な遠近両用レンズは、一人ひとりの目の位置や掛け方を考慮して設計されるものも増えています。
そのため、以下の3点が非常に重要になります。
- 正しい姿勢での測定
- 実際に掛けるフレームでフィッティングして測定
- 左右の瞳位置の確認
遠近両用メガネが初めての方ほど、この測定精度が満足度に大きく影響します。
レンズ設計選び|同じ遠近両用でも見え方は大きく違う
「遠近両用レンズ」とひとことで言っても、実は設計によって特徴が大きく異なります。
例えば、
運転や外出が多い方

遠方視野を広く確保した設計がおすすめです。
道路標識や信号、対向車などを見やすくすることを重視しています。
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パソコン作業や読書が多い方

近方距離が広い設計の方が快適な場合があります。デスクワーク中心の方は、遠方重視のレンズよりも疲れにくく感じることがあります。
場合によっては中近両用レンズや近々レンズの方が快適に過ごしていただける場合があります。
お家時間を快適にするメガネ〈料理・キッチンに最適な室内用レンズ〉
日常生活全般で使いたい方

遠方・中間・近方のバランスを重視した設計が向いています。
買い物や接客、家事など様々な場面で使いやすいのが特徴です。
また、レンズ価格によっても、視野の広さや周辺部の歪みの少なさに影響が出ます。そのため「一番高いレンズが正解」ではなく、ライフスタイルに合った設計を選ぶことが重要です。
よくある質問
小さいフレームでは遠近両用は作れませんか?
作れる場合もあります。
ただし遠方もしくは近方視野が狭くなったり、設計によって制限が出る場合があります。
購入前にフレームを眼鏡店で作成可能かどうか確認しましょう。
遠近両用は大きいフレームの方が見やすいですか?
一概には言えません。
大きすぎるフレームはレンズも大きくなるため、周辺部に歪みを感じやすくなることもあります。
顔に合ったサイズ選びが重要です。
サングラスでも遠近両用は作れますか?
可能です。
運転やゴルフ、釣りなど用途に合わせた遠近両用サングラスも人気があります。
用途に応じた度数の設定も大切です。必ずゴルフ用などの用途を伝えてメガネの作成をするようにしましょう。
まとめ|遠近両用メガネはフレーム選びで快適さが変わる

遠近両用メガネのフレーム選びでは、以下の3点が重要です。
- レンズの縦幅が十分ある
- 顔に合ったサイズを選ぶ
- 調整しやすい構造を選ぶ
ただし、遠近両用の見え方を左右するのはフレームだけではありません。
正確なアイポイントの測定やフィッティング、ライフスタイルに合ったレンズ設計も同じくらい大切です。
遠近両用メガネを初めて作る方や、以前うまく慣れなかった方は、フレーム選びだけでなく遠近両用の測定や調整に力を入れている眼鏡店へ相談することをおすすめします。特に眼鏡作製技能士が在籍する店舗であれば、見え方と掛け心地の両面からアドバイスを受けられるでしょう。
国家資格「眼鏡作製技能士」が教える『遠近両用メガネ』に慣れるコツを解説します!
国家資格「眼鏡作製技能士」のいる『メガネの一真堂 飯田本店』
メガネの一真堂 飯田本店には、国家資格である眼鏡作製技能士が在籍しております。
お客様一人ひとりの目の状態や度数、ライフスタイルはもちろん、フレームとの相性やお顔へのフィッティングまで総合的に考慮し、最適なレンズ設計をご提案いたします。
特に遠近両用メガネは、レンズ選びだけでなくフィッティングやアイポイント測定が見え方を大きく左右します。当店ではフレームを適切にフィッティングした上で、一人ひとりに合わせた正確な測定を行っております。
快適な視界で毎日のメガネライフをお楽しみいただけるよう、購入後の調整やアフターケアもしっかりサポートいたします。
また、視覚検査や見え方のご相談はいつでも無料で承っております。遠近両用メガネをご検討中の方や見え方にお悩みの方は、ぜひご予約のうえお気軽にご来店ください。
