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見え方激変!レンズの設計について徹底解説します!

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  • 豆知識

「最近新しいメガネにしたのに、見え方に違和感がある…」
「長時間かけていると、目が疲れる…」
など、度数はあっているのに見え方に不具合を感じている方はいませんか?

多くの方がメガネを選ぶとき、視力検査をして測定された「度数」だけを気にしがちです。
もちろん度数は最も大切ですが、実はそれと同じくらい、あるいはそれ以上に、「レンズの設計」があなたの見え方やかけ心地、そして目の健康を左右する重要なカギを握っているのをご存知でしょうか?

今回は、「見え方」と「かけ心地」に劇的な違いをもたらす「メガネレンズの設計」を、基本から種類、それぞれのメリット・デメリットまでを徹底解説します。
度数選びの次のステップとして、あなたにぴったりのレンズ設計を見つけるための知識を身につけ、もっと快適なメガネライフを手に入れてみませんか?

▶関連記事メガネの度数と視力は違う?処方箋の見方とあわせて解説します

レンズ設計とは?

メガネレンズを選ぶとき、「度数」に注目しレンズを検討する人がほとんどだと思います。もちろん視力を矯正する「度数」は重要です。
しかし、同じ度数でもレンズの設計によって見え方(視野)は大きく変わってきます。
レンズ設計とは、レンズの表面や裏面を
「どのようにカーブさせるか」
「どこを、どれくらいの範囲で見やすくするか」
「不快な歪みをどう抑えるか」
など、「見え方の質」そのものをコントロールする技術を指します。
あなたの『目』になるレンズの設計は見え方に大きく関わってくる重要な役割を担っています。

▶関連記事【レンズの種類】単焦点レンズとはどんなレンズ?設計の違いはなに?

レンズ設計が影響する「見え方」と「かけ心地」

①厚み・重さ

度数の強い方が気になるのは、レンズの厚みではないでしょうか。
レンズの厚みは、「レンズの設計」によって大きく軽減することができます。
薄く、軽い設計のレンズは、見た目だけでなく、長時間装用の負担の軽減にもつながります。

②視野の広さ

「レンズの中心部はクリアに見えるけど、周辺部でみると歪んで見える…」
なんて経験はありませんか?
レンズの設計によっては、周辺部の歪みを極限まで抑え、より広い範囲をクリアに見ることもできます。

③ユレ・歪み

度数の強い方や遠近両用メガネをお使いの方は、レンズの周辺部の歪みや目の動線に伴うユレが大きなストレスになってしまう方もいると思います。
特にユレ・歪みは、レンズの設計によって視野の快適さが大きく変わってきます。

④周辺視野の快適性

ふと横を見たときや、足元を見たときなどのレンズの周辺部の快適さも、設計によって大きく変わってきます。
良い設計のレンズは、視界全体の安定感も抜群です。

レンズ設計の種類と特徴

①球面

球面レンズ
引用:HOYA HPより

球面レンズはもっともベーシックタイプなメガネレンズで、レンズの中心部がもっともキレイに見える設計になっています。
周辺部の見え方には違いが生じます。

メリット

他の設計のレンズより比較的安価。

デメリット

度数が強くなるほど、レンズに厚みがでやすく、周辺部の歪み視野が狭くなりやすい。

②非球面

非球面レンズ
引用:HOYA HPより

非球面レンズはレンズの外面や内面を非球面にすることで、球面レンズので発生する周辺部の歪みを抑え、よりクリアな視野になります。
非球面には、内面を非球面にした「内面非球面」と外面を非球面にした「外面非球面」の2種類の設計があります。(片面非球面ともいわれます)

メリット

球面よりレンズの厚みや重さを軽減できる。
レンズ周辺部の歪みが少なく、視野が広がる。

デメリット

球面設計より、コストが上がる。

③両面非球面

引用:HOYA HPより

両面非球面レンズは、非球面レンズよりシャープに見える領域を広げたレンズです。
レンズの両面が非球面なため、薄型に仕上がります。

メリット

非球面よりさらに薄型で軽量な設計なので、歪みも少なくよりクリアな視界が得られる。
強度近視や、広い視野を求める方にはより納得のいく視界を実現できる。

デメリット

非球面よりもさらにコストが上がる。

④内面・外面累進設計

遠近や中近などの多焦点レンズの累進面を内面や外面に持たせる設計のレンズです。
特に内面累進レンズは、内面(眼の近い側)に累進面(度数が変化する部分)をおいた設計になっているので、初めて遠近両用レンズを試す方におすすめです。

メリット

目の動きに合わせた自然な視線移動が可能で、遠近両用レンズに慣れやすい。

デメリット

周辺部のユレ・歪みを感じることがある。

▶関連記事【レンズの種類】累進レンズとはどんなレンズ?種類や注意点をまとめてみました

⑤両面累進設計

両面累進設計はレンズの表裏両方に累進面を持たせる設計で、さらに広い視野と少ない歪みを追求したレンズです。
特に遠近両用レンズなどは「慣れるのが大変」というイメージがあると思いますが、レンズの設計でそれが軽減されます。

メリット

片面累進レンズより、視野が広く、ユレ・歪みも少ない。

デメリット

片面累進レンズに比べ、コストがかかる。

⑥オーダーメイド設計(パーソナル設計)

インディビジュアル

フレームの形状、装用データ(目の位置、顔の傾きなど)を考慮し、個人の見え方に合わせてレンズを最適化する最先端設計のレンズ。

▶関連記事HOYAオーダーメイドレンズ「インディビジュアルレンズ」について

メリット

ユレ・歪みや視野の広さなどどれをとっても最高峰設計のレンズともいえます。

デメリット

コストがかかる。

▶関連記事国家資格「眼鏡作製技能士」が教える『遠近両用メガネ』に慣れるコツを解説します!

まとめ|レンズ設計を知って新しい「見える世界」を手に入れよう

いかがでしたでしょうか。
メガネ作製の「要」ともいえるレンズ設計。
使用用途や度数に合わせて最も適した設計のレンズを選ぶことが、クリアで快適な視野を実現することに繋がります。

レンズ設計は、専門家(眼鏡店)に相談しよう

レンズの設計はレンズブランドによっても異なるので、正しい専門知識を眼鏡店で専門スタッフに聞きながらメガネを作製することをおすすめします。

”光で、世界を変える”レンズメーカー「HOYA」レンズを豊富に取り扱う『一真堂 飯田本店』

一真堂飯田本店

当店では、世界的なレンズメーカーであるHOYA(ホヤ)のレンズを豊富に取り扱っております。
HOYAは、長年の経験と最先端の技術で、クリアで快適な見え方を追求し続けている、まさにレンズのプロフェッショナル。
レンズの設計も充実しており、お客様の『見え方』と『目の健康』を第一に考え、自信を持っておすすめできる高品質なレンズです。

また、当店はVision Life Salon(ビジョン ライフ サロン)に加盟しています。
ビジョン ライフ サロンとは、お客さまへ「最高の接客」を行い、「最適なビジョンライフ(視生活)」を提案することを目指して、全国の「高付加価値メガネレンズ取扱い優良店」が集まった会です。

メガネを販売するだけでなく、お客様の視生活全体をサポートし、より快適で質の高い見え方を追求するお手伝いをさせて頂ています。

眼鏡作製技能士のいる『一真堂 飯田本店』

また一真堂飯田本店には、眼鏡作製技能士が在中しており、目の状態、度数、フレームとの相性、顔へのフィッティングなど、総合的な視点から最適な設計のレンズを提案させて頂きます。
快適な視界でメガネライフを送るお手伝いをさせて頂きます。
さらに一真堂飯田本店はいつでも無料で視覚検査を行っております。ぜひご予約の上お出かけください。

眼鏡作製技能士