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遠近両用メガネで階段が怖いのはなぜ?原因と安全に使うための対策を解説

  • 豆知識

目次

「遠近両用メガネを作ったら階段が怖くなった」
「段差が浮いて見える」
「踏み外しそうで不安」

遠近両用メガネを初めて使う方から、このような相談をいただくことがあります。

遠近両用メガネで階段が怖く感じるのは珍しいことではありません。実はレンズの仕組み上、見え方に特徴があるためです。

しかし、多くの場合は使い方や慣れによって改善できます。また、レンズ選びやフィッティングが原因になっているケースもあります。

この記事では、遠近両用メガネで階段が怖く感じる理由と対策について、眼鏡作製技能士の視点から解説します。

初めての遠近両用レンズは不安?失敗しないために仕組みを理解して快適に過ごすには

遠近両用メガネで階段が怖く感じる主な原因

まずはなぜ階段で違和感が起こるのかを理解しましょう。

足元を見ると近用部を通してしまう

遠近両用レンズの構造

遠近両用レンズは、簡易的に説明すると上部が遠くを見る部分で、下部が近くを見る部分という構造になっています。

階段を降りる際に視線だけを下げると、足元が近用部を通して見えることがあります。近用部は手元を見るための度数が入っているため、本来より距離感が違って見えたり、段差が浮いて見えたりする場合があります。

遠近両用メガネについてはこちらから

レンズ周辺部のゆれや歪み

遠近両用レンズは構造上、左右の下方部分にゆれや歪みが発生します。これを「ユレ」や「収差」と呼びます。

慣れていない方は、以下のように感じることがあります。

  • 床が傾いて見える
  • 段差が曲がって見える
  • 地面が浮いて見える

遠近両用メガネは何歳から必要?作るタイミングと老眼鏡・遠近両用どちらが向いているか解説

初めての遠近両用で使い方に慣れていない

初めての遠近両用で使い方に慣れていない

遠近両用メガネは単焦点レンズとは見え方が異なります。目と脳が新しい見え方に適応するまでには時間が必要です。

特に初めての遠近両用では、階段やエスカレーター、横断歩道などで違和感を感じやすい傾向があります。

遠近両用メガネで階段が怖いときの対策

視線だけでなく顔ごと下げる

遠近両用レンズの階段が怖いときは頭ごとさげる

遠近両用を使う際の基本の動作になります。足元を見るときに視線だけを動かすと近用部を見てしまいます。

階段では、顔ごと少し下げてレンズ上部で段差を見ることを意識しましょう。これだけで見え方が大きく変わる場合があります。

手すりを使いながら慣れる

遠近両用メガネの階段が怖い時

遠近両用に慣れるまでは安全を優先しましょう。

特に最初の1〜2週間は、手すりを持つことやゆっくり降りることを意識してください。段差を都度確認しながら一段一段を確実に見るように目線ではなく、顔を動かしながら慣れることが重要です。

無理に慣れようとする必要はありません。

行動範囲を少しずつ広げていく

行動範囲を少しづつ広げる

遠近両用が慣れない方はまずは椅子に座ってできることから始めていきましょう。

例えば、デスクワークや本を読むなどの近くを見ることやテレビを見るなどの少し離れたところを見るなど、顔を動かしながらこの位置だと見やすいと意識するようにしましょう。

そこから家の中で歩いたりして使ってみる→外出先で使ってみる→運転で使うなど行動範囲を慣れたら広げていくことが大切です。

車を運転するなら知っておきたい遠近両用レンズのメリットとデメリット

なかなか慣れない場合に考えられる原因

フレームの位置がズレている

メガネがズレている

遠近両用はフィッティングが非常に重要です。

例えば、メガネが下がっている場合、よく見える位置からズレてしまうため、本来の性能を発揮できません。購入後の再フィッティングで改善するケースも少なくありません。

再調整してもらうように購入店で相談してみましょう。

メガネのフィッティング(掛け具合いの調整)、技術によって変わる見え方や見られ方。その重要性を分かりやすく解説!

度数のバランスが悪い

遠近両用レンズの加入度数による歪みの違い

遠近両用メガネには加入度(ADD)が必要です。加入度とは、遠くを見るための度数と近く(手元)を見るための度数の差のことです。

この差が強くなるほどユレや歪みも強くなりますが、その分近方が見やすくなります。特に初めての遠近両用では、慣れやすさを重視した度数設定が重要です。

近方が少し見えにくくなる場合もありますが、遠近両用メガネに慣れるためにも弱い加入度から少しずつ強くしていくことが必要な場合があります。

その他にも遠用度数が以前と変わった場合なども見え方に影響します。

レンズ設計が合っていない

遠近両用レンズの設計の違い

遠近両用レンズにはさまざまな設計があります。

エントリーモデルからひとり一人の顔や選んだフレームに合わせたオーダーメイド設計のレンズまで多岐にわたります。その設計によって見え方は大きく変わります。

特に視野の広さや揺れの少なさは設計によって差があります。慣れない場合は設計を見直すことも必要な場合があります。

パーソナル設計のオーダーメイドレンズとは?

こんな場合は眼鏡店に相談しましょう

フィッティング

次のような症状が続く場合は再調整をおすすめします。

  • 2〜3週間使っても慣れない
  • 階段が極端に怖い
  • 気持ち悪くなる
  • 足元が大きく歪む
  • 頭痛や肩こりが起きた

遠近両用は「慣れれば大丈夫」と言われることもありますが、実際にはレンズ選びや度数、フィッティングが原因になっているケースもあります。

無理に使い続ける前に購入店へ相談しましょう。

国家資格「眼鏡作製技能士」が教える『遠近両用メガネ』に慣れるコツを解説します!

まとめ|遠近両用メガネで階段が怖いのは珍しいことではありません

遠近両用メガネ階段が怖い

遠近両用メガネで階段が怖く感じる主な原因は、以下です。

  • 近用部で足元を見てしまう
  • レンズ特有のゆれや歪み
  • 見え方にまだ慣れていない

多くの場合は、顔ごと動かして見ることを意識しながら数日から数週間使うことで改善していきます。

一方で、レンズ設計やフィッティング、度数設定が原因の場合もあるため、違和感が長く続く場合は眼鏡店でチェックしてもらうことが大切です。

遠近両用メガネは正しく選び、適切に調整することで快適に使える可能性が高まります。階段が怖いと感じたら我慢せず、まずは専門家に相談してみましょう。

国家資格「眼鏡作製技能士」のいる『メガネの一真堂 飯田本店』

メガネの一真堂 飯田本店には、眼鏡作製技能士が在籍しており、目の状態、度数、フレームとの相性、顔へのフィッティングなど、総合的な視点から最適な設計のレンズを提案させて頂きます。
快適な視界でメガネライフを送るお手伝いをさせて頂きます。
さらにいつでも無料で視覚検査を行っております。ぜひご予約の上お出かけください。

眼鏡作製技能士