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老眼鏡と拡大鏡(ルーペ)の違いとそれぞれの特性について解説

  • 豆知識

近くのものをはっきり見たい時には何を使うべきでしょう?
まずイメージするのは老眼鏡や拡大鏡(ルーペ)だと思います。
しかし、この2つは小さいもの、細かいものを良く見えるようにするという点では同じもののように感じますが、実は似て非なるものです。
その効果や用途を混同されている方もいるように思います。
この記事ではそれぞれの違いや特性の解説と、これで老眼鏡や遠近両用メガネを作れば間違いないという、おすすめのフレームをご紹介します。

老眼鏡と拡大鏡の違い

老眼鏡と拡大鏡の違い

老眼鏡は加齢とともに調節力が衰えてきた目のピントを合わせるのを補助する役割を持ちます。

拡大鏡は単に物を大きく拡大して見えるようにする役割を持ち、年齢関係なく使用できます。
※老眼を補正するものではありません。

老眼鏡と拡大鏡の違い
老眼鏡はボヤけたものがクッキリ見え、拡大鏡は小さなものが大きく見えるようになります。

老眼鏡について解説

老眼鏡はメガネ店や眼科で視覚検査をして、お客様の使用目的に合った最適な度数で作ります。
左右で度数の差があったり乱視のある目にも対応してオーダーメイドされるので、近くのものがしっかり見えるようになるだけでなく、長時間の使用でもストレスなく快適に使えます。

雑貨店などで購入できる安価な既製老眼鏡もありますが、左右の度数の差異や乱視には対応できないため、人によっては見え方に違和感を感じたり、目に疲れを感じる場合もあるので注意しましょう。

老眼鏡と拡大鏡の違い
老眼鏡の見え方イメージ

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拡大鏡(ルーペ)について解説

拡大鏡はその文字の通り、見たいものを拡大して大きく見えるようにする道具です。
辞書や薬箱のパッケージの小さい文字を見たり、精密部品を扱う時、手芸や模型作りの際に活躍します。

老眼鏡と拡大鏡の違い
拡大鏡の見え方イメージ

拡大鏡選びのポイントや注意点

①老眼がある方

40歳を過ぎると徐々にはじまる老眼。
文字や小さなものを大きく見たい場合には、まずは老眼鏡でピントを合わせ、その上から拡大鏡を当てれば対象物が大きく見えるようになります。
用途に応じて役割の違う両者を上手に組み合わせて使いましょう。

②メガネ型ルーペが便利

ルーペというとレンズに取っ手の付いた片手で使用するものが一般的。
しかしもう一方の手がふさがるので何かの作業をするには不便です。
メガネ型拡大鏡なら両手を自由に使うことができ、細かい作業をするには最適なアイテムです。通常のメガネの上から重ねてかけられる作りになっています。
その便利さから近年大変人気の高いアイテムです。

※普通のメガネとは違いますので、かけたまま歩くのは危険です。

ハズキルーペ
「ハズキルーペ」 画像のようにメガネの上からかけられます。

画像引用:ハズキカンパニー

近くのものが見づらいと感じたら、まずは老眼鏡、もしくは遠近両用メガネを使用しましょう

近くが見づらい、本やスマホを遠ざけて見るようになってきたら老眼の始まりです。
目が良い悪いにかかわらず40歳くらいから全ての人に現れる加齢現象のひとつ。

前述したように老眼鏡は見にくくなった手元にピントを合わせるもの。
拡大鏡は手元のものを拡大して大きく見たい場合に使用するもの。
細かい精密な作業をするシーン以外では、ほとんどの場合、老眼鏡でこと足りるのではないでしょうか。

老眼鏡と拡大鏡の違い

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老眼鏡の選び方は?度数など快適なメガネを手に入れれるために知っておきたいこと

老眼鏡を作るにあたり一真堂には国家資格の「眼鏡作製技能士」の資格取得者(メガネの総合エキスパート)が在籍しており、お一人お一人に適正かつ丁寧な「視覚検査」をいたします。
視覚検査とは視力検査(遠くがどこまで見えるかのみを測るもの)だけでなく、「眼球運動」「調節」「両眼視」という適切なメガネを作るのに必要な項目も丁寧に測定します。

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測定後、どんなシーンどんな距離感で使いたいのかなどをヒアリングして、テストレンズにて見え方体験を通じてベストな度数を決定します。
老眼鏡は設定した手元の距離しか見ることができませんが、手元と1メートルくらい先まで見ることのできる2重焦点の「近々両用メガネ」も便利。デスクまわりが幅広く見渡せるので別名「デスクワーク用メガネ」とも言われています。
近くだけでなく、遠くも見えるようにしたい方は「遠近両用メガネ」、近くと数メートル先まで(室内のみでの使用)見たい方には「中近両用メガネ」がおすすめです。

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生活スタイルに合わせて「手元用メガネ」を選ぼう

また、メガネのセレクトショップである一真堂は厳選した国内外のハイクラスなメガネを多数取りそろえています。
積極的にかけたくなるおしゃれなメガネで老眼鏡、遠近両用メガネを作りましょう。
事項でおすすめのメガネフレームをご紹介します。

おすすめメガネフレーム

①ラインアート

独自開発の新素材エクセレンスチタンは驚くほどの軽さとしなやかさを持ち、ストレスのない自然なフィット感を約束してくれます。
多彩なラインナップから選べる男女ともにおすすめのブランドです。

ラインアート シャルマン

画像引用:株式会社シャルマン

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②ハスキーノイズ

上品で華やかな「ハスキーノイズ」は大人の女性のためのアイウェア。
ポップなカラーリングとトレンドをおさえたシンプルなデザインで可愛らしさを演出。
老眼鏡や遠近両用メガネとして使用しても若々しいイメージでかけられます。

ハスキーノイズ

画像引用:株式会社バウハウス

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③ジャポニスム

日本美術が西欧に与えた大いなるインパクト、「ジャポニスム」を冠したアイウェアブランド。
メガネの聖地、福井県鯖江にて熟練の職人が手掛けるフレームは、快適に長時間使用できる様々な工夫が施されています。モダンなデザインで老眼鏡や遠近両用としてもクールにカッコ良くかけられます。

ジャポニスム

画像引用:ボストンクラブ

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まとめ

老眼鏡、拡大鏡の用途の違いをご理解いただけたでしょうか?
本、新聞、スマホを見るだけなら老眼鏡または遠近両用メガネで十分でしょう。
仕事で細かな精密作業をしたり、趣味のプラモデル作り、ネイル等をする際に重宝するのは拡大鏡。

老眼がある方なら老眼鏡と拡大鏡を併用したり、前述したような作業で使うなら両手が自由に使えるメガネ型拡大鏡を使うことで作業効率を高めることができます。
また手元を見るシーンで使うことになる老眼鏡は、軽くてフィット感が良くズレにくいフレームを選ぶのがポイントです。
ご自身の使用したいシーンをイメージして、最適なアイテムを選んでください。

老眼鏡、遠近両用メガネのご要望はもちろん、用途に応じた拡大鏡のご相談があればぜひお気軽にご来店ください。

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認定眼鏡作製士