デスクワーク用メガネの必要性を解説!年代別でおすすめレンズをご紹介します。
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目次
デスクワークの多い現代では、専用のメガネの需要が増えています。
「デスクワークには、ブルーライトカットのメガネをかけていれば大丈夫」というイメージがあるかもしれませんが、それだけでは目の負担を軽減することになりません。
また40代前後から老眼が始まることもあり、視力にあっていないメガネをかけているとそれだけで目の疲れや体調不良を引き起こす可能性もあります。
そこで今回は、年代別に最適なデスクワーク用メガネをご紹介します。
この記事を参考にしてより快適な「視生活」を送りたいですね。
▶関連記事
「視力検査」と「視覚検査」は何が違う?検査の内容やメガネ作製に及ぼす影響など詳しく解説します!
デスクワーク用メガネとは?
デスクワーク用メガネとは、長時間パソコンやタブレットなど、デスクワークをする人がかけるメガネの総称で、近くを見るときに目が疲れにくくなるメガネのことをいいます。
理想のデスクワーク用メガネは、見る距離に応じた度数で作られたメガネです。
デスクワークにおいて、どの距離をどれくらい見ているかによっても作製するメガネは人それぞれです。自分のワーク内容にあった適正な度数のメガネをかけることが望ましいでしょう。
なぜデスクワークにメガネが必要なのか?
①近くを見る時間が長いほど目に負担がかかる
デスクワークではパソコン画面や資料を確認したりと、デスクに向かって約30~60㎝の距離を見ていると考えられます。
この距離を見るために、目は常にピントを合わせようと頑張っています。そのため、時間が経つにつれて筋肉を使い続けている状態が続き、目の疲れを引き起こしてしまうのです。
②現代病
デジタル器機が普及し近距離をみる機会が多い現代では、「若年性老眼」と呼ばれる現代病の症状を引き起こす人が増えています。
「若年性老眼」とは、長時間デバイスの視聴により目が疲れ、目の調節力が衰えてしまう、若い世代が老眼に似た症状を感じるケースです。「スマホ老眼」とも呼ばれ、目の疲れや衰えを感じる人が増え続けています。
デバイスの視聴を減らすことは難しいため適正なデスクワーク用のメガネをかけることで、目の負担を軽減させることにつながります。
▶関連記事「スマホ老眼ってなに?若くても起こるスマホ老眼の原因と対策」
デスクワーク用レンズの種類
①ブルーライトカットレンズ
デスクワークでは、パソコン、スマートフォン、などのディスプレイを凝視する時間が長くなります。
それにより目の疲れ、ちらつき、眩しさ、そして眼病の原因と言われているブルーライトを受ける事が多くなっています。パソコン用メガネは、そのブルーライトを軽減し、目のちらつきや眩しさを抑え、目の負担を少なくします。
またブルーライトカットはレンズのコーティングになるので、度付きや度なし、累進レンズなどあらゆるレンズに対応できます。
▶パソコン用ブルーライトカットレンズについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
②アシストレンズ
アシストレンズとはスマホやタブレットなどデジタルデバイスを見る機会の多い、若年層に向けられたレンズです。
遠方が見えにくいのでメガネをかけると思いますが、遠方を矯正した度数で近いところを見ると調節力が必要になります。その調節力の補助をしてくれるのがアシストレンズとなります。
近いところを見る時にファンクションエリアで近方を見やすくアシストしてくれます。
調節力をアシストしてくれるので、目の疲れも軽減されます。
▶アシストレンズについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
③中近両用レンズ
中近レンズは中間距離から近くに特化したレンズです。
室内で使うためのレンズですので、2~3m先から手元30㎝くらいまでを特に見やすくしてくれます。遠近両用レンズではカバーしきれない、中間から近くに特化したレンズのため、デスクワークやテレワーク、会議などに適しています。
資料やパソコンなど手元の距離と、2~3m先のモニターなど中間距離をよくみる業務の方におすすめです。
④近々両用レンズ
近々レンズは近距離に特化したレンズです。
パソコンの画面とキーボードの様に、60㎝から手元30㎝くらいまでを見やすくしてくれます。書類に目を通したり書き物をする距離と、パソコン画面のような2種類の近距離を頻繁に見たいデスクワーク作業の方に適しています。
近いところをメインに集中したいときに便利なレンズです。
⑤近用レンズ
近用レンズは、パソコン画面のみや手元の資料だけ見たいときなど、1つの近距離を見るのに特化したレンズです。
いわゆる老眼鏡と同じ役割のメガネです。
年代別おすすめデスクワーク用レンズ一覧
20代~30代
20代~30代はまだ目の調節力(ピントを合わせる力)が高く、遠視や近視の度数が進む可能性もあります。
画面がぼやけて見えたり細かい文字が見にくいなど視界に不具合が感じられないという方も多いと思います。しかし手元を見るときに調節力を使うので、実は知らず知らずのうちに目の疲れがたまり肩こりなど不調を感じることも。
パソコンなど長時間作業する場合はブルーライトカットや、アシストレンズを装用することをおすすめします。
20代~30代の方へおすすめレンズ
・ブルーライトカット
・アシストレンズ
40代~50代
老眼が始まる40代~50代は、近くがぼやけ見えにくさを感じるようになります。しかし、調節力を使えば見えることがありますが、それが目の疲れを増量させかえって逆効果につながることもあります。また、近くの度数がかなり進行してから累進レンズにすると、歪みを感じ慣れるのに時間がかかってしまうケースも。
近くが少しでもぼやけてきたら、適正な累進レンズを使用しましょう。
40代~50代の方へおすすめレンズ
・ブルーライトカット
・中近両用レンズ
・近々両用レンズ
60代~
60代以降の方は、白内障や緑内障など加齢による目の変化に対応しつつ、時には眼科を受診し処方箋による自分に適した度数のメガネを使用することをおすすめします。
また必要時応じて、術後のケアにブルーライトカットや反射防止コートのレンズを使用するといいですね。
60代~の方へおすすめレンズ
・ブルーライトカット
・中近両用レンズ
・近々両用レンズ
・近用レンズ
まとめ
いかがでしたか。
デスクワーク用メガネは、目の健康を守るために非常に重要なアイテムです。
自分の年齢やライフスタイルに合った度数のメガネを選ぶことで、快適な視生活を送ることができます。
まずはお気軽にご相談にお出かけください。
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