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「メガネの消耗パーツ」意外と知らない?替えればメガネが復活する!交換可能なメガネの部品について解説

メガネを毎日使っていると少しづづ汚れたり傷んできます。主に肌に接触するパーツや、丁番などの頻繁に稼動する部分に顕著に現れます。
実はそれらの各種パーツは消耗したら交換が可能です。そのことを案外知らずにメガネを掛けている方も多くいらっしゃるようです。
この記事ではメガネフレーム本体やレンズ以外の交換可能なパーツの紹介と、交換のタイミングを解説します。

メガネメンテナンス
メンテナンスが行き届いたメガネは機能性が良くなるだけでなく、人から見られた際に清潔感や信頼感といった良い印象を与えてくれます。

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交換可能なパーツ6選

①鼻パッド

左右2個1組でメガネを鼻筋で支える重要な役割を担う鼻パッド。
プラスチック製や、肌当たりが良くグリップ力に優れたシリコン製があります。

鼻パッド

鼻パッド交換のタイミング 見極めポイント

ほとんどの鼻パッドは透明な物が多く、黄色く変色したりヒビ割れてきたら替え時
また、ネジでクリングスアームと繋がる金属部分(パッドの中心の金属部分)はクリーニングがしにくく、緑青(ろくしょう)と呼ばれる錆(さび)が発生しやすい箇所。ブラシで擦っても青緑色の汚れが落ちなければ交換を依頼しましょう。

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②先セル

メタルフレームのテンプル先にある、耳に掛かる部分のパーツ。プラスチック製やシリコン製など様々な素材があります。
耳への当たりをソフトに、且つ滑りにくくしています。

メガネ 先セル

先セル交換のタイミング 見極めポイント

経年変化によるひび割れにより、肌への当たりに違和感や痛みが出たり、汗や皮脂・整髪料などが原因による素材の劣化に伴う白色化が目立つようになったら交換時期です。

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③丁番(ヒンジ)ネジ

メガネ本体とテンプルを繋ぐ丁番に使用されるネジ。メガネを折りたたむのに必要な、稼動頻度が高く消耗しやすいパーツ。

メガネ丁番ネジ

丁番ネジ交換のタイミング 見極めポイント

毎日繰り返されるテンプルの折りたたみにより、ネジが摩擦により摩耗し痩せてしまいます。
ドライバーで締めてもキツくならないようになってきたら交換のサイン。

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④ツーポイントのネジやパッキン

ツーポイント(フチ無しメガネ)のレンズに直接開けられた穴を通し、レンズの前後から締め付けることにより、フレームとレンズを固定しているネジ。
硬いネジとレンズが直接触れて傷付くのを防ぐため、金属性とシリコン性のパッキンが間に挟まれています。

メガネ ツーポイントネジ

ツーポイントネジ、パッキン交換のタイミング 見極めポイント

メガネをぶつけた衝撃により、ネジが曲がってしまったり、経年劣化によりパッキンがヒビ割れたり白く変色してきたら交換しましょう。
レンズがグラグラしてきたら交換の目安。

⑤座金(ざがね)

主にチタン製メガネフレームの丁番に使用されるパーツ。見えない部分に使用されるため、あまり知られていませんが非常に重要なパーツです。
チタンは非常に硬い素材なため、テンプルの開閉によって丁番部分のチタン同士が摩擦で擦り減ります。これを防ぐため、クッションとして間に挟まれるのが座金です。
※座金が使用されないフレームもあります。

メガネ 座金

丁番ネジを締めてもテンプルがキツく締まらない場合は、座金が擦り減っている可能性が高いです。ネジと共に交換を依頼しましょう。

⑥ナイロールフレームのナイロン線とナイロンレール

レンズを取り囲むリムの上下どちらかが半分無いタイプのナイロールフレーム。
レンズに溝が掘ってあり、その溝にナイロン線を通してレンズを固定しています。
見えない部分ですが、リムの内側にもレンズを固定するためのレール状のナイロン製パーツが入っています。

メガネ ナイロン線、ナイロンレール

丈夫なナイロン線とはいえ、経年劣化はしてきます。
線が切れるとレンズが外れてしまうため、切れる前に1年〜2年以内に1度は交換するのが理想です。レンズがゆるくなってきた感じがしたり、ナイロン線が黄色っぽく変色してきたなと感じたら交換を依頼してください。

まとめ

このメガネもそろそろ寿命かな・・と思う前に、ここで紹介した消耗パーツの劣化を疑ってみてください。
パーツ交換されたメガネは機能性だけでなく見た目もスッキリ見違えるように綺麗になります。全ての各種消耗パーツが常に新鮮に保たれることでメガネを快適に長く使用することができます。
車の定期点検のような感覚でメガネも点検整備しましょう。
クリーニングも兼ねてお気軽に点検、メンテナンスにお持ちください。

認定眼鏡作製士