メガネの「鼻パッドあと」が付いてしまう原因と対処法
目次
メガネを掛けていると鼻筋にメガネあとが付いてしまいます。メガネを常用する方の共通のお悩みではないでしょうか?
メガネは左右の耳、鼻の3点にメガネの全重心がかかり、長時間装用するほどジリジリと掛かる圧力で鼻筋にあとが付いてしまいます。
メガネあとを放置したり対策をしないと色素の沈着や黒ずみが起きたり、あまりに酷いと鼻パッドの形で鼻筋にヘコみが出てしまうこともあります。
この記事ではメガネあとが付く原因と対策をご紹介します。
メガネあとが付く原因
①メガネが重い
フレームがゴツいデザインで重量があると、その重みで強く鼻を圧迫してしまいます。
また、強度の近視・遠視の方はレンズに厚みが出るため、それだけ重量も増します。
②フィッティングがキツすぎる
メガネが ずり落ちないように、キツめのフィッティングにしていると耳側に引っ張られるような力が働くため、鼻パッドが強く当たってしまいます。この場合、鼻パッドあとだけでなく耳の後ろに痛みが出ることもあります。
③鼻パッドの素材やフィット感
メタル製やセルフレームの一体型鼻当ては、肌への当たりが硬く強いためあとが付きやすいと考えられます。
また、鼻筋の斜面にピタッと均等に密着していなかったり、左右で当たりのバランスが悪いと片側だけにあとが付くなどの現象が起こります。
④テンプルの幅が合っていない
テンプルが広がってメガネが顔幅に合っていなかったり、耳に掛かる部分に緩みがあるとメガネの重心が前方へかかり、鼻への圧迫が強くなってしまいます。
以上の要因が一つ、もしくは複数重なることでメガネあとが付きやすくなってしまいます。
メガネを掛けると耳の後ろが痛くなる人必見!その原因と対策を解説
あとが付いてしまった時の対処法
①血行を良くする
圧迫された部分は血流が悪くなっています。蒸しタオルで鼻を温めてから優しくマッサージしてみましょう。温まるだけでも血行は良くなりますが、血流を意識して小鼻に沿ってマッサージすることで一層効果が増します。
また、洗顔時のスキンケアで保湿力と新陳代謝を高め、常にお肌に潤いを保つようにしてください。
これでメガネあとが消える訳ではありませんが、肌のハリや弾力を取り戻すことはとても重要です。
※蒸しタオルは濡らしたタオルを絞り、レンジで40秒〜1分位加熱すればできます。
②定期的にメガネを外す
可能であれば、1時間掛けたら5〜10分位メガネを外してみてください。肌への圧迫を解放することで血行が良くなりメガネあとが付くことを軽減できます。この際、軽く鼻筋をマッサージすると尚良いでしょう。
③メイクでカバーする
コンシーラーを使えば、あとが付いた部分にピンポイントでカバーすることができます。自然な仕上がりのものやカバー力が高いものなどがあります。ご自分に合ったものを見つけてください。
メガネあとが付きづらくするには?
①適切なフィッティング
圧迫感が少なくバランスの良いフィット感になっていることが理想。
メガネが顔幅に合っているか、鼻パッドの角度や幅、テンプルの曲げ位置などは適切か、など見るべきポイントは多岐に渡ります。
また、メガネ購入時には合っていたフィッティングも経年変化でズレてきてしまうこともあります。以前より鼻にあとが付くようになったな、ずり落ちるようになってきたなと感じたらお気軽に調整にお持ちください。
▼関連記事
メガネのパーツ(部品)の名称とリムの形状による印象やデザインを解説
メガネのフィッティング(掛け具合いの調整)、技術によって変わる見え方や見られ方。その重要性を分かりやすく解説!
メガネ「ずり落ち」の原因と対策、自分で簡単にできる予防法を解説
②鼻パッドの素材
シリコンなどの肌への当たりの優しい素材のパッドに交換することであとが付くのを軽減できます。
セルフレームなどの鼻当てが一体型のものには、貼り付けができるシリコン製パッドやクリングスアーム付き鼻パッドを後付けすることも可能です。お気軽にご相談ください。
▼関連記事
「メガネの消耗パーツ」意外と知らない?交換可能なメガネの部品について解説
メガネを自分で調整やメンテナンスはできる?できること、やらない方が良いことを解説します
③極力軽いフレーム、レンズをチョイスする
近年では、細くても丈夫で軽い樹脂製やチタン製のメガネフレームが多く販売されています。メガネが軽ければ鼻に掛かる負担も軽減されます。
これらのフレームは軽いだけでなく弾力があり、しなやかに顔にフィットするので、メガネに何かが当たったり負荷が掛かっても衝撃をある程度吸収してくれます。よって鼻当てに掛かる負荷も軽減され、あとが付きづらくなるというメリットがあります。
また、レンズも高屈折率のものにすることで厚みが薄くなり、結果メガネ全体が軽くなる場合があります。遠視の方はレンズに薄型加工をする事で軽くすることができます。
高屈折率レンズ、薄型加工に関してはスタッフにお気軽にご相談ください。
▼ラインアート シャルマンの詳しい解説はこちら
ラインアート シャルマン|LineArt CHARMANT
まとめ
メガネを装用する以上、鼻当てによって付くメガネあとを100%無くすことはできませんが、原因を理解することでそれを軽減させることはできます。
鼻に付くメガネあとが気になっている方はこの記事を参考にしてみてください。
メガネのセレクトショップ一真堂 飯田本店には「ラインアート」「アイクラウド」「シャルマンZ」など、超軽量で掛け心地の良いメガネフレームを多数取り揃えています。是非、お気軽に試着をしにご来店ください。