子どもの目を紫外線から守るには?年齢別のサングラスの選び方と注意点
- 豆知識
目次
「子どもにサングラスを掛けさせても大丈夫?」
「目の発達に影響はないの?」
「スポーツをするときは必要?」
近年、夏の猛暑や紫外線への関心が高まる中で、このような疑問を持つ保護者の方が増えています。
これまで日本では、サングラスはファッションアイテムというイメージが強く、「子どもが掛けるものではない」と考える方も少なくありませんでした。
しかし近年は、紫外線が目に与える影響への理解が広がり、子どもの目を紫外線から守るためのアイテムとしてサングラスを取り入れる考え方も少しずつ浸透してきています。
実際に、一部の学校では登下校や屋外活動でのサングラス着用を認める取り組みも始まっており、子どもの目の健康を守るための新しい選択肢として注目されています。
また、近年では野球などの屋外スポーツでも、紫外線やまぶしさから目を守る目的でサングラスを使用する選手が増えています。
一部の少年野球や中学硬式野球の大会では、一定の条件を満たしたサングラスの使用が認められるなど、「サングラスはファッションではなく、スポーツを安全に楽しむためのアイテム」という考え方も広がっています。
とはいえ、「すべての子どもにサングラスが必要」というわけではありません。
大切なのは、お子さまの年齢や生活環境、屋外で過ごす時間などに合わせて、適切な紫外線対策を行うことです。
この記事では、環境省や日本眼科医会などの公的機関の情報をもとに、「子どもにサングラスは必要なのか」「子ども用サングラスの選び方」などを、眼鏡作製技能士の視点も交えながら分かりやすく解説します。
目の紫外線対策完全ガイド|メガネ・サングラスで大切な眼を守る方法
子どもにサングラスは必要?

結論から言うと、子どもにサングラスは必ず必要というわけではありません。
しかし、紫外線が強い環境や長時間屋外で活動する場合には、サングラスは目を守るための有効な選択肢の一つになります。
子どもの目も紫外線対策が大切な理由
紫外線は肌だけでなく、目にも影響を与えることが知られています。
環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」では、紫外線を長期間浴び続けることによる健康への影響について紹介されており、目についても白内障や翼状片などとの関連が指摘されています。
また、日本眼科医会「気をつけよう!子どもの近視」では、子どもの近視予防の観点から屋外活動を推奨しています。
一方で、屋外活動を行う際には、強い日差しへの配慮も必要であり、帽子やサングラスなどを活用しながら、状況に応じた紫外線対策を行うことが大切です。
つまり、紫外線を避けるために外で遊ばせないのではなく、適切な対策をしながら屋外活動を楽しむことが重要なのです。
子どものサングラスは「必要な場面で使う」という考え方がおすすめ

普段の生活では、帽子を着用したり、日陰を利用したりすることで十分な紫外線対策になる場合もあります。
一方で、以下のような場面では、目に入る紫外線量も増えるため、サングラスを活用するメリットがあります。
- 夏の強い日差しの中で長時間過ごす
- 海やプールで遊ぶ
- 山やキャンプなどアウトドアを楽しむ
- 屋外スポーツを行う
- 雪遊びやスキーをする
大切なのは、「子どもだからサングラスは不要」と決めつけることでも、「毎日必ず掛ける」と考えることでもありません。
お子さまの生活環境や活動内容に合わせて、必要な場面で目を守るアイテムとして取り入れることがおすすめです。
子どもの年齢によって紫外線対策の考え方は変わる
子どもと一口に言っても、保育園・幼稚園児、小学生、中学生、高校生では生活環境や屋外で過ごす時間が大きく異なります。
そのため、紫外線対策も年齢や活動内容に合わせて考えることが大切です。
ここでは、それぞれの年代におすすめの紫外線対策をご紹介します。
保育園・幼稚園児|まずは帽子を基本に、必要な場面ではサングラスも選択肢に

保育園や幼稚園では、外遊びや散歩などで屋外に出る機会が多くあります。
この年代では、まずは帽子を着用したり、日差しの強い時間帯を避けたりすることが基本的な紫外線対策です。
一方で、海やプールなどや雪遊びやスキーなど長時間屋外で過ごすレジャーなどでは、帽子だけでは目に入る紫外線を十分に防げないことがあります。
そのような場面では、UV400や紫外線99%以上カットなど、十分な紫外線カット性能を備えた子ども用サングラスを活用するのも一つの方法です。
また、小さなお子さまは顔の骨格がまだ成長途中のため、軽くてズレにくく、安全性にも配慮されたフレームを選ぶことが重要です。
小学生|登下校やスポーツなど、屋外で過ごす時間が長くなる年代

小学生になると、以下のように屋外で活動する時間がさらに増えます。
- 登下校
- 外遊び
- 体育の授業
- 遠足
- 少年野球やサッカーなどのスポーツ
近年は夏の猛暑や紫外線への関心が高まり、一部の学校では登下校や学校生活でサングラスの着用を認める取り組みも見られるようになりました。
また、少年野球などのスポーツでは、紫外線対策だけでなく、強い日差しやまぶしさを軽減し、ボールを見やすくする目的でサングラスを使用するケースも増えています。
ただし、学校やスポーツ団体によってルールは異なるため、着用を検討する場合は事前に確認することが大切です。
普段の生活では帽子を基本としながら、長時間屋外で活動する日やスポーツをするときには、サングラスを上手に取り入れるとよいでしょう。
中学生・高校生|部活動や競技スポーツでは目の保護も重要

中学生・高校生になると、部活動やクラブチームで長時間屋外にいる機会が増えます。
「野球」「ソフトボール」「サッカー」「テニス」「陸上競技」「ソフトテニス」などでは、炎天下で数時間活動することも珍しくありません。
このような環境では、紫外線による影響だけでなく、強い日差しによるまぶしさがプレーに影響することもあります。
そのため近年では、スポーツ用サングラスを取り入れる選手が増えており、一部の少年野球や中学硬式野球では、一定の条件を満たしたサングラスの使用が認められる大会もあります。
また、スポーツアイウェアブランドのオークリーでは、次世代のアスリートを応援する取り組みとして、野球をはじめとする競技でサングラスの活用を推進しています。紫外線対策だけでなく、まぶしさの軽減やボール・フィールドの視認性向上など、競技パフォーマンスをサポートするスポーツアイウェアへの関心も高まっています。
高校生になると顔のサイズも大人に近づくため、ジュニアモデルだけでなく、大人向けのスポーツサングラスも選択肢に入ります。競技や使用シーンに合わせて、自分に合ったモデルやレンズカラーを選ぶことが大切です。
なお、競技や大会によって使用できるサングラスの条件は異なるため、購入前に所属チームや大会規定を確認しておくと安心です。
子どもの紫外線対策は「年齢」と「生活環境」に合わせて選ぶことが大切

子ども用サングラスは、「何歳になったら必要」というものではありません。
年齢だけで判断するのではなく、屋外で過ごす時間が多いか、スポーツをしているかレジャーへ出かける機会が多いか、紫外線の強い地域や季節かなど、生活環境に合わせて取り入れることが大切です。
帽子や日陰の利用といった基本的な紫外線対策に加え、必要な場面ではサングラスを上手に活用することで、お子さまの大切な目を紫外線から守ることにつながります。
子ども用サングラスの選び方|失敗しない5つのポイント
子ども用サングラスは、デザインやレンズの色だけで選ぶものではありません。
紫外線から目を守るためには、レンズの性能や掛け心地、安全性など、いくつかのポイントを確認することが大切です。
1. UV400または紫外線99%以上カットのレンズを選ぶ

子ども用サングラスを選ぶ際に最も重要なのが、十分な紫外線カット性能です。
目安となるのは、「UV400」「紫外線99%カット」が表示されたレンズです。
なお、「UV400」と「紫外線カット率」の違いについては、測定方法や表示基準が異なります。
詳しくは、こちらの記事で詳しく解説しています。
UV400とは?紫外線カット率99%との違い|メガネ・サングラスにある表記をわかりやすく解説します
2. レンズの色が濃ければ紫外線を防げるわけではない

「濃いサングラスほど紫外線を防げる」と思われがちですが、実はレンズの色の濃さと紫外線カット性能は別のものです。
透明に近いレンズでも紫外線をしっかりカットできるものがあり、反対に色が濃くても紫外線カット性能が十分でないレンズもあります。
さらに注意したいのが、紫外線カット性能のない濃い色のレンズです。
暗いレンズを掛けると目は周囲が暗くなったと感じ、より多くの光を取り込もうとして瞳孔が開きます。その状態で紫外線を十分にカットできないレンズを使用すると、開いた瞳孔から多くの紫外線が目に入ってしまう可能性があります。
大切なのはレンズカラーではなく、UV400や紫外線カット率などの性能表示を確認することです。
【サングラス選びで知っておきたい基礎知識】可視光線透過率と紫外線透過率について
3. 顔に合ったサイズとフィット感を選ぶ

サングラスは顔にしっかりフィットしていることで、本来の性能を発揮します。
サイズが合っていないと、横から紫外線が入りやすく、ズレやすくなります。そのため運動中に外れてしまうことが起きてしまいます。
成長期のお子さまは顔の大きさも変化するため、専門店でフィッティングを受けながら選ぶことをおすすめします。
メガネフレームのサイズ選び方|失敗しないための基準と顔に合う見極め方を専門店が解説
4. 使用するシーンに合わせて選ぶ

子ども用サングラスは、使用する場面によって選ぶモデルが変わります。
通学や普段使い
軽くて掛けやすく、自然な見え方のレンズがおすすめです。また目が見えないような濃い色ではなく、目が見えるような自然な色合いが最適です。
スポーツ
野球やサッカー、テニスなどでは、ズレにくく耐久性の高いスポーツサングラスが活躍します。
近年では、オークリーをはじめとするスポーツアイウェアブランドが、ジュニア世代向けのモデルを展開しており、競技中の視界や掛け心地を考慮した設計が採用されています。
紫外線対策だけでなく、まぶしさの軽減や視認性の向上を目的として活用されています。
5. 安全性や耐久性も重要

子どもは活発に動くため、大人以上にサングラスへ負荷がかかります。
そのため、軽量なフレームや衝撃に強いレンズ、壊れにくい素材など、安全性や耐久性も重視しましょう。
スポーツで使用する場合は、競技用に設計されたスポーツアイウェアを選ぶことで、より安心して使用できます。
スポーツにはスポーツ用、普段使いにはライフスタイルに合ったサングラスを
子ども用サングラスは、「どのブランドが良いか」ではなく、「どのような場面で使うのか」を基準に選ぶことが大切です。
例えば、野球やテニスなどのスポーツでは、ズレにくさや視界の確保を重視したスポーツサングラスがおすすめとなり、通学や普段使いなどでは、軽く掛けやすいライフスタイル向けサングラスというように、用途によって最適なモデルは異なります。
また、高校生になると顔のサイズも大人に近づくため、大人向けのサングラスも選択肢になります。
当店では競技やライフスタイルに合わせて、最適なモデル選びをサポートしています。
子どものサングラス選びは眼鏡専門店へ相談するのがおすすめ

子ども用サングラスは、大人用と同じように選べば良いというものではありません。
顔の大きさや骨格は成長とともに変化し、使用するシーンも、通学・スポーツ・レジャーなどさまざまです。そのため、お子さま一人ひとりに合ったサイズやレンズ、フィット感を考えて選ぶことが大切です。
また、視力矯正が必要なお子さまの場合は、度付きサングラスという選択肢もあります。スポーツをするお子さまにとっては、普段のメガネよりも快適にプレーできるケースも少なくありません。
国家資格「眼鏡作製技能士」が一人ひとりに合わせてご提案

「メガネの一真堂 飯田本店」には、国家資格である眼鏡作製技能士が常駐しています。
お子さまの年齢や顔立ち、使用するシーン、ご希望の見え方などをお伺いしながら、それぞれのライフスタイルに合わせたサングラス選びをサポートしています。
また、必要に応じて度付きサングラスやスポーツアイウェアのご相談も承っています。
「視力検査」と「視覚検査」は何が違う?検査の内容やメガネ作製に及ぼす影響など詳しく解説します!
見え方だけでなく、掛け心地も大切
どれだけ性能の高いサングラスでも、サイズが合っていなければ十分な効果は発揮できません。
特に成長期のお子さまは、鼻や耳の位置、顔の幅が変化しやすいため、掛け心地やフィット感の確認が重要です。
当店では、サングラスを長時間快適に使用できるよう、一人ひとりのお顔に合わせてフィッティングを行っています。
ご購入後も安心のアフターサポート

サングラスは購入して終わりではありません。
成長に伴う掛け心地の変化や、スポーツで使用することによるズレなど、定期的な調整が快適な使用につながります。
「メガネの一真堂 飯田本店」では、フィッティング調整やメンテナンス、クリーニングを無料で行っています。
「最近見え方が変わった気がする」「サングラスがズレやすくなった」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
まとめ|子どもの目を守るために、年齢や生活環境に合わせた紫外線対策を

子どもにサングラスは、毎日必ず掛けなければならないものではありません。
しかし、登下校や屋外スポーツ、海や山でのレジャーなど、紫外線を多く浴びる環境では、大切な目を守るための有効な選択肢になります。
近年では、紫外線対策だけでなく、スポーツ時のまぶしさの軽減や視認性の向上を目的として、サングラスを取り入れる子どもも増えてきました。また、一部の競技では、一定の条件を満たしたスポーツサングラスの使用が認められるなど、「目を守るアイウェア」としての役割が広がりつつあります。
一方で、子ども用サングラスは、レンズの色が濃ければ良いというものではありません。
大切なのは、
- UV400や紫外線99%以上カットなどの十分な紫外線カット性能
- 顔に合ったサイズとフィット感
- 通学・スポーツ・レジャーなど使用シーンに適したモデル
を選ぶことです。
「メガネの一真堂 飯田本店」では、国家資格「眼鏡作製技能士」が、お子さまの年齢や生活スタイル、使用目的に合わせて最適なサングラス選びをお手伝いしています。
また、Oakley (オークリー)をはじめ、スポーツから普段使いまで幅広いアイウェアをご提案しています。
さらに、普段使いの子ども用メガネについても、お子さまの成長や掛け心地を考慮したフレームをご用意しています。
「子どもにサングラスは必要なのかな?」「どんなサングラスを選べば良いのだろう?」と迷われた際は、ぜひお気軽にご相談ください。
お子さま一人ひとりに合ったアイウェア選びを通して、大切な目の健康をサポートいたします。
