メガネで『見え方』をサポート!あなたの視界を助ける「眼の病気」とメガネの役割について解説します。
- 豆知識
目次
「最近目が疲れやすい」
「前よりも、見えづらい気がする…」
と、目の不具合を感じたことはありますか?
もしかしたら、その不具合の裏に『大きな病気』が隠れている可能性もあります。
そして、「目の病気」から『視界』をサポートするのにかかせないのが「メガネ」です。
メガネは万能ではありませんが、特定の眼の病気において、見え方を大きくサポートし、生活の質を高める重要な役割を果たしてくれます。
今回は、「眼の病気」をサポートするメガネの役割について解説します。
※この記事は医学的な診断や治療を目的としたものではなく、あくまでメガネの役割と眼科受診の重要性をお伝えするものです。症状があれば必ず眼科医の診断を受けてください。
▶関連記事「目とメガネのために」眼のしくみについて解説します
不具合を感じたらすぐに眼科を受診しよう

冒頭でもお伝えしましたが、単なる『目の疲れ』や『見え方の違和感』の裏には、早期発見が極めて重要な目の病気が隠れている可能性もあります。
特に初期にはほとんど自覚症状がない病気もあり、気づきにくいのが実情です。そのため、定期的な健康診断や専門医である眼科での受診が何よりも大切であり、それによって病気が早期に発見され、適切な治療に繋がることで症状が改善される可能性が飛躍的に高まります。
「年齢のせいかな」
「気のせいだろう」
と自己判断せず、まずは眼科を受診しましょう。
メガネは、あくまでその治療や目の機能改善をサポートするための存在です。
メガネが「見え方」をサポートできる主な病気とメガネの役割
①白内障

白内障とは、目の中のレンズ(水晶体)が白く濁り、視力低下や霞み、光が眩しく感じるなどの症状が出てくる病気です。
白内障は加齢に伴うものがほとんどで、目薬などで進行をおくらせている人も少なくありません。
メガネの役割
白内障の初期段階は、視力低下を補正する度数調整や、眩しさを軽減するカラーレンズや偏光レンズがおすすめです。
また術後視力が安定したら、最適な度数でメガネを作製しサポートできます。

注意点
白内障が進行してくると視力補正にも限界があり、「手術」することが唯一の治療法となります。
また初期段階や術後のメガネも、あくまで視力補正であり、病気そのものを治すことは困難です。
白内障の症状を感じたらまずは眼科へ行き、進行段階に合わせたメガネでサポートしましょう。
▶関連記事白内障手術後のメガネは必要?手術後のメガネについて解説します
②緑内障

緑内障とは、視神経が障害され視野が徐々にせまくなっていく病気です。
初期には自覚症状がほとんどなく、健康診断や人間ドックなどで行われる「眼底検査」によって発見されることがほとんどです。
メガネの役割
緑内障は、視野の欠陥をメガネによってサポートすることも難しく、メガネによる直接的な治療方法などはありません。
しかし残された視野を最大限に生かせるよう、正確な視力補正が重要になります。簡単な視力検査でのメガネ作製はおすすめできません。
眼科で処方箋を出してもらうか、視覚検査をしているメガネ店で検査してもらいましょう。

注意点
早期発見し早期治療することで眼圧を下げ、病気の進行を遅らすこともできます。
メガネはあくまでも補助的な役割になります。
大事なことは、「定期的な眼科での検診」が重要になります。
▶関連記事「視力検査」と「視覚検査」は何が違う?検査の内容やメガネ作製に及ぼす影響など詳しく解説します!
③子どもの斜視・弱視

斜視とは視線がずれてしまう病気で、弱視とは視力の発達が障害され低視力となる病気です。
双方とも早期の治療が不可欠となります。
メガネの役割
斜視や弱視は眼科専門医に検査してもらい、適正な処方箋が必要になります。
その処方箋をもとに適正な度数のメガネを作製し装用することで、目の発達を促し視機能の向上をサポートします。
また症状によっては、プリズムレンズを用いて作成する場合もあります。

注意点
特に子どもの目の異常を感じたら早期に眼科を受診し、適正な方法で治療をスタートさせることが重要です。
メガネは治療の一環であり、メガネで治るわけではありません。必ず専門の眼科医の指導のもと治療を進めていきましょう。
⚠ 現代病「スマホ急性内斜視」が増加。要注意 ⚠
「内斜視」とは、左右の目のどちらかが内側に寄ってしまい両眼視機能が低下し、物が二重に見えたり、遠近感がつかみにくくなったりする状態をいいます。
「スマホ急性内斜視」とは、スマホやタブレット、ゲーム機などを至近距離で長時間みることによって、内斜視状態になり物が二つに並んで見える「複視」の自覚症状が表れます。
スマホ急性内斜視を放置し複視の状態が続くと、両目を使って物を立体的に見ることが困難になります。
若年層を中心に「スマホ急性内斜視」が年々増加しており、専門家が警鐘を鳴らしています。
スマホやタブレット、ゲームなどは、時間をきめて目をやすませながら行いましょう。
メガネの役割の限界と「眼科医の診断」の重要性

メガネは、あくまで「視機能を補正」し、「症状を一時的に緩和」するための道具であり、病気そのものを治療したり、進行を止めたりする医療機器ではありません。
眼科医は、目の状態や病気の有無、そして総合的な視機能を正確に診断し、最適な視力補正に必要なデータが記された「処方箋」を発行します。
この処方箋をもとに、お客様一人ひとりの目の状態に合わせた最高のメガネ作製を行うお手伝いをさせて頂きます。
メガネは病気を治すものではありませんが、視生活をサポートするのに欠かせない大事な役割を担っています。
正しい度数で作製しましょう。
▶関連記事メガネの度数と視力は違う?処方箋の見方とあわせて解説します
まとめ|目の不調を感じたらまずは「眼科」へ、そして信頼できる「メガネ店」へ
いかがでしたか。
メガネは直接病気を治すことにはつながりませんが、特定の「目の病気」の視野を大きくサポートすることができます。
しっかり眼科で診てもらい、安心できるメガネ店で適正なメガネを提案してもらいましょう。
▶関連記事視力がどれくらい低下したらメガネをかけた方がいい?
処方箋に基づいた適正なレンズのご提案ができる『一真堂 飯田本店』

『一真堂飯田本店』には国家資格の「眼鏡作製技能士」が常駐しており、眼科医の処方箋に基づきひとりひとりの目の状態やライフスタイルに合わせた適正なレンズの提案をさせて頂いています。
また、見え方や目の負担を考慮したフレーム選びからフィッティングまで、しっかりとサポートさせて頂いています。
さらには一番重要な、購入後のアフターケアや定期的な視力チェック、メガネの調整も無料で行っております。
そして一真堂飯田本店はいつでも無料で視覚検査を行っております。
視覚検査をご希望の方はぜひご予約の上お出かけください。
