MENU OPEN

BLOGお役立ち情報

強度近視の方必見⁉目を小さく見せない眼鏡フレームの選び方

「眼鏡をかけると目が小さく見える」という悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?強度近視の方ほど目が小さくなる影響を受けやすくなります。
メガネの出来上がりにかけて見たらイメージと違うなんてことも、実は強度近視が影響している場合があるのです。そこで今回は目を小さくみせないフレームの選び方をご紹介します。

【メガネレンズの選び方】5つのポイントとは?

目が小さく見えるのはなぜ?

小さく見える最大の理由は近視レンズの構造によります。
近視レンズはレンズの中心が薄く、レンズの外側に行くほど厚みが増します。逆に遠視の方はレンズの中心が厚く、レンズの外側に行くほど薄くなります。遠視の方は拡大鏡や虫眼鏡の構造に近いため、客観的に目が大きく見える性質があります。逆に近視の方は目を小さく感じさせてしまうのです。
特に近視が強い方ほど影響を受けやすいので、注意が必要。

目を小さく見せないようにするには?

目を小さく見せないコツはズバリ「フレーム選び」です!レンズ選びも大切ですが、目を小さく見せないためには「フレーム選び」で印象が変わります。
特に気を付けておきたいことを3つに絞ってお伝えします。

フレーム選びに重要なパーツの名称一覧

①レンズの大きさが小さいフレームを選ぶ

錯覚の見え方

同じ大きさの目でも、レンズが大きいフレームに目が入るよりも、レンズが小さいフレームに目が入る方が目が大きく見えるように感じます。これは目の錯覚です。

大きいフレームを選択すると強度近視の影響と錯視が相まって、余計に目が小さく感じてしまうことがあります。逆に小さすぎるフレームを選択するとこどもメガネのようにアンバランスになってしまいますので、バランスの良い大きさのフレームを選ぶようにしましょう。
気になる方は店員に相談することをおすすめします。

②横幅が小さいフレームを選ぶ

フレームの違いの厚み比較

①に似ていますが、横幅も小さい方がおすすめです。理由としてはレンズの厚みが出にくいことやレンズに顔の輪郭が映り込むことを抑えてくれる効果があります。
上記の画像のように、レンズの中心に近い方が厚みも目立たなくなるため横幅が小さいフレームの方が厚みを抑えることができ、比重も軽くなります。また顔の輪郭が映り込むことも屈折が起こりにくくなるため抑えることができます。

注意点としては遠近両用の場合は縦幅も小さくしすぎないように気を付けてください。おおよそ3㎝あれば遠近両用レンズが入ります。

③ブリッジが長く、智(ち)が張り出したデザインを選ぶ

ブリッジが長く、智(ち)が張り出したデザインを選ぶ

フレームのサイズやお客様の顔の大きさによってまちまちなので、一概には言えませんが、ブリッジが長いものの方が目の真ん中にレンズの中心がきやすくなります。
レンズの中心が目の真ん中にくることで厚みを最小限に抑えることが出来ます。
また、智が張り出したデザインの方が全体の長さが長くなり、窮屈さが少なくなる場合があります。

注意点としては横幅がきついようであれば、すこし大きいサイズを検討してみてください。調整で直せる場合がありますが、こめかみに食い込んだり、ずり落ちの要因になる可能性があります。

フレームの機能性の決め手「丁番(ヒンジ)」について解説します

まとめ

その他にもいくつかの方法はありますが、見え方に影響がでたり、そこまで効果が発揮されないことがあるので割愛させていただきます。
目を小さく見せない方法の肝は「フレーム選び」です。メガネを選ぶ時に店員に相談してフレーム選びをすると違和感が少なくなりますので、ぜひ些細なことでも相談してください。
店員に相談することで、意外に似合うメガネの発見や新たな知識が得られるなど、楽しい眼鏡選びが出来ると思います。

認定眼鏡作製士