【サングラスレンズ】偏光レンズ、調光レンズの違いについて
日差しが強い夏場だけでなく、年中欲しいサングラス。
「サングラス」といっても、サングラスのレンズには種類あります。デザインや見た目だけで購入してしまうと、期待した効果が得られない可能性もあります。
用途によって適正なレンズを選ぶためにも、「偏光レンズ」「調光レンズ」の特徴や効果を知っておくことも重要です。
今回は、サングラスのレンズの種類と用途についてご紹介します。
サングラスのレンズの種類
サングラスのレンズは、大きく分けると以下の3種類に分類されます。
①カラーレンズ
②偏光レンズ
③調光レンズ
①カラーレンズ
カラーレンズとは、色つきのレンズのことを言います。
色の濃淡により、光のカット率を調整することができます。ファッションアイテムとしても多いですね。
②偏光レンズ
偏光レンズは反射光をカットするレンズのことを指します。反射光とは 、道路などの光が当たっている所から跳ね返る光を指します。
例えば、日差しが強い日の路面、海や湖などの水面、晴れた日の雪原など、目を開けることが困難な眩しい光です。眩しいほどの強い光を防ぐことができるため、釣りやドライブ、スポーツで使用されるのが一般的です。
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色が濃いものが多い偏光レンズですが、近年では淡い色でも眩しさを抑えてくれる偏光レンズも出てきました。相手の方から目が見えるくらいの濃度なので、表情が読み取れ、与える印象が良くなりますね。
③調光レンズ
調光レンズは紫外線や可視光線で変化するレンズ。
紫外線に当たると色が発色し、屋内など紫外線が当たらない場所ではクリアレンズに戻ります。メガネとサングラスを共有して使える便利なレンズです。
近年では、なんと可視光線(光)で色が変わる調光レンズも出てきました。
今まではUVカットされた車内では色の変化が起きにくく、困っていたなんて方にも光で色が変わるので、眩しい晴天の夏場や雪の照り返しにもばっちりです。
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可視光線で色が変わる調光レンズについて
偏光レンズと調光レンズの注意点
偏光レンズの注意点
カーナビや携帯電話など液晶画面が見えにくくなったり、歪んで見えたりすることがあります。それらを操作する際には、画面を明るくするか、レンズを外してみるようにしましょう。
①カーナビやスマホなどの液晶画面の見え方
液晶画面も偏光フィルターが使われていることがあり、偏光レンズを通して見ると見えなくなったり、歪んで見える場合があります。
画面を明るくするか、偏光レンズを外してもらうことをおすすめします。
②熱や水分に弱い
偏光レンズはレンズとレンズの間に偏光フィルムが挟まれています。この偏光フィルムが水分を吸って膨張してしまう、熱で変形して偏光フィルムが裂けてしまうことが起こります。
夏の暑い時期に車の中に置いておくことや長時間水に浸けることは避けるようにしましょう。最近では偏光フィルムを使わない偏光レンズも出てきています。
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調光レンズの注意点
①気温が高いと色が濃くならない
気温が高い夏場は色が濃くならず、気温が低い冬場は色が濃くなります。製品の特性上、仕方がないのですが、夏場でもある程度は色がつきます。気になる方は偏光レンズがおすすめです。
②経年変化で徐々に発色、退色がしなくなる
調光レンズには寿命があります。一般的な視力の変化と同じ、3年くらいが目安になります。レンズについたキズが原因で色が変わらないなんてことも。視力の変化に合わせて交換することをおすすめします。
偏光レンズと調光レンズどちらを選べばよい?
偏光レンズと調光レンズとそれぞれの特徴を理解した上で、用途に合わせて購入を検討しましょう。
偏光レンズが活躍するシーン
①車の運転
路面の反射や対向車の反射が軽減され、事故防止に効果的。冬場でも雪の照り返しを感じることがないので、目も疲れにくく安心です。
②釣り
釣りでは水面の光の照り返しが気になりますが、偏光レンズであれば水中の魚も良く見れます。
③スポーツ
ゴルフや野球中の芝の照り返し、スキーやスノーボードの雪の照り返しなどに大活躍。スコアやパフォーマンスを高めることに一役買ってくれます。
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調光レンズが活躍するシーン
①外出でもサングラス要らず
外出時、日中の強い日差しから保護してくれるので目がとっても楽。室内に入れば普通の眼鏡として着けれるので一石二鳥ですね。
②色付き、色抜けが自然
自分でも気づかないくらい、いつの間にか変わっています。かけていて違和感を感じることはほとんどありません。
③ 紫外線によって濃さが決まるので、必要な濃度の色に変化してくれる。
外出から室内に戻っても5分足らずで退色するので、外回りの営業の方も安心です。
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まとめ
いかがでしたか?
調光レンズと偏光レンズの違いを簡単に説明すると
①見た目でいうと色が変わるかどうか
②見え方の違いでいうと反射光を抑えるかどうか
の2点になります。
仕事柄、色が変わるレンズを使いにくい方は「偏光レンズ」、日常的にサングラスの掛け替えが億劫な方は「調光レンズ」がおすすめです。
シーンや用途にあわせて使い分けするのもよいのではないでしょうか?