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補聴器は何歳から使い始めるの?平均年齢は?

補聴器は何歳から?

聴力の低下はなかなか自覚することが難しく、同世代に補聴器を使っている人が出始めたり、家族や友人の指摘から気づく方がほとんどです。
そんな補聴器ですが、「実際使い始めるのは何歳から?」と疑問に持たれたり、「必要と感じたきっかけ」について解説させていただきます。

補聴器を必要と感じるのは何歳くらい?

結論からお伝えすると、70歳前後から必要と感じる方が多いです。個人差はありますが、聞き取りきくい体験を何度も繰り返したり、聞き間違いが起こる体験を何度が繰り返すことで初めて補聴器が必要と感じる方が70歳前後です。
JapanTrak2022の報告では「おおよそ72歳になったとき」とあります。
内訳は以下の通りです。

補聴器が必要であると感じたのは何歳?
引用:JapanTrak 2022 調査報告


ただし、あくまでも平均的な年齢になりますので、聞こえの違和感を感じたらすぐにでも病院や補聴器専門店へ相談することをおすすめさせていただきます。

聴力の低下は何歳から始まるもの?

WIDEXより引用

加齢による聴力の低下は個人差はありますが、40代から始まると言われています。高い音から聞こえにくくなり、左右の聴力が同じレベルで低下していくのが特徴です。
高い音から聞こえにくくなる理由は、耳の蝸牛(かぎゅう)の有毛細胞の老化。
蝸牛を構成する細胞には毛が生えていて(有毛細胞)そこに空気の振動が伝わり、毛が振動することで音を認識しています。蝸牛はかたつむりのような渦巻状の形をしていて、その入り口付近の毛で高温を、奥にある毛で低音を認識します。入口付近にある有毛細胞は低音をひろう時にも揺らされているため、奥の有毛細胞よりも老化が早くなってしまいます。

補聴器を必要と感じたきっかけは?

補聴器を必要と感じたのはきっかけ

補聴器を必要と感じるきっかけはひとそれぞれですが、JapanTrak2022の報告で上位3位を紹介します。

①聞こえが悪くなる

当たりまえですが「聞こえが悪くなる」ことで補聴器の必要性を感じます。ただし、必要性を感じても行動に移すかどうかで大きく変わってきます。JapanTrak2022では補聴器を購入した約9割の方が生活の改善を実感され、5割以上の方がもっと早く使えばよかったと思っています。

②耳鼻科医師、かかりつけ医の薦め

専門知識が豊富な耳鼻科医やいつもお世話になっているかかりつけ医からの薦めで補聴器の必要性を感じます。信頼できる第三者からの薦めは必要性を感じやすいのではないでしょうか?

③夫または妻の薦め

「一緒に住んでいるからこそコミュニケーションを大切にしたいのに会話が伝わりにくい」、「テレビの音量のバランスをお互いに我慢している」、「電話がなっているのに気付いてくれない」、「警告音に気付かず危険な思いをした」など小さな問題が大きくなり、必要性を感じます。

補聴器

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難聴と認知症の関連性

超高齢化社会を迎えた日本では、高齢者の約4人に1人が認知症またはその予備軍とされています。そこで政府では2015年1月「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」を策定し、国をあげての取組みが始まりました。その中で認知症の危険因子として加齢、遺伝性のもの、高血圧、糖尿病、喫煙とともに「難聴」が加わりました。
難聴を放置することは認知症になるリスクが高い傾向があると言われています。

難聴と認知症リスクについて

最近のアメリカの報告で認知症のない難聴の人、639人を対象に11年後に再調査をしたところ、58人に認知症が見られた。
より難聴の度合いが高い人ほど認知症になるリスクが高いという結果になりました。

聞こえの問題は早期治療と改善でより豊かな生活になります。
聞こえに違和感を感じたら、早めに病院や最寄りの補聴器専門店へ相談することをおすすめさせていただきます。
一真堂では補聴器専門のスタッフがヒアリングを大切に細かく調整させていただきます。
聞こえに関してのご相談も承りますのでお気軽にお越しくださいませ。